読書メモ その4
『自殺について』原作 ショーペンハウアー (講談社まんが学術文庫) より
まんが版を読んで岩波の原典読むつもりが挫折しました。。。自殺についてというタイトルですが、自殺するなというメッセージの本です。
多分言いたい事(ショーペンハウアーというよりまんがのプロットを書いた人の)は死は生の一部だ、ということだと思います。というか頑張りすぎたらいけないみたいなことをこねくり回して書いてるだけなんじゃないかとか思いました。
「意志」(努力)は常に人を不幸にするというようなことが書いてありました。意志があって努力しても報われなければ悲しいし、報われたとしても報われると今度は「退屈」という苦痛に襲われるためだと言います。
どうなっても自分の脳に「悪魔」が苦痛や苦悩を映し出す。その「悪魔」からの解脱、つまり気にしなくなること?が人生の究極の目標だと言います。
あとおっと思ったのは、ヒトは社会の一員からはぐれないために自分の思考を消して他人の思考にあわせて、苦悶するという表現は確かになと思いました。
辛いことも自分の成長だと思って我慢する(自分を他者にあわせる)のか逃げるのかの判断は難しいですが、真面目な人ほど我慢して自分を殺してしまう→自殺する。
ん~微妙かな、正直?
本物の方も読む気力湧いたらまた書きます。多分まんが版ははしょりすぎてて浅い感じがしました。